イベント
2010年6月 8日
6月28日に第5回東伏見スポーツサイエンス研究会が開催されます
第5回東伏見スポーツサイエンス研究会日時:2010年6月28日(月)18:10〜19:10
場所:早稲田大学 東伏見キャンパス79号館201教室
- 演者: リー・トンプソン先生(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
- 演題:『スポーツとメディアの長〜い付き合い:明治期の新聞と大相撲の優勝制度』
現在のスポーツのあり方は「自然」なものではない。私たちにとって当たり前
で本来あるべき姿でも、歴史的な過程をたどって形成されている。その過程を跡
付けることは結構スリリングであり、ドキドキするような発見がある。
本発表では大相撲の優勝制度を取り上げる。江戸時代の中期から相撲は定期的
に興行されているが、優勝制度は当時としてはなかった。明治42年(1909年)
5月場所から、時事新報社(新聞社)が定期的に個人優勝者を表彰することは優
勝制度の始まりとされている。
しかし優勝制度はいきなり導入された訳ではない。それ以前にも、力士が成績
によって表彰されることがしばしばあった。ただし、表彰されたのは全勝や土付
かずなどであり、最も良い成績を残した一人の力士とは限らなかった。
優勝制度は、場所を評価の単位として、場所を通しての成績という意識に基づ
いている。本発表ではその意識の形成に貢献した「星取表」の導入と役割、力士
の成績に対する意識の変化、力士の表彰とその条件など、新聞の報道から優勝制
度の形成過程をたどる。
積み木が一個一個積み上げられ、現在の優勝制度の形がそろう。それまでにな
かった何かが新聞紙上で初めて現れた記事は感動的である。
過去の開催記録は
こちらから
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